4月1日放送の『チコちゃんに叱られる!』(NHK総合)で放送された「火ってなに?」という疑問への答えにネット上からツッコミが殺到している。
この問いに対し、出演者のナインティナイン岡村隆史(51)は「物質がなくなっていく様子を火と言っています」と答えていたが、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」を食らうことに。チコちゃんの答えは「ドミノ倒し的酸化反応」だった。
東京理科大学・川村康文教授(63)の解説によると、火の中では急激な酸化反応が立て続けに起こっているとのこと。火はメタンなど可燃性の物質が空気中の酸素と結びつく化学反応の中で生まれ、これを「酸化」といい、鉄が錆びるのも酸化なので「燃える」と「鉄がサビる」は基本的には同じ現象が起きていると言えるのだという。
一方、火が起きるには、急激な酸化にくわえ「高温の熱」が必要。ロウソクを例にするなら、ライターの火を近づけるとロウソクが溶けて可燃性のガスが生まれ、空気中の酸素と結びついて酸化反応が起きるということが説明された。このときに熱が生まれ、その生まれた熱によって、さらにロウソクが溶けて可燃性ガスが発生するため「熱 → 可燃性ガス → 酸化反応」が立て続けに、ドミノ倒しのように起こっていると解説していた。
しかし、この解説に視聴者からは「それは燃焼の説明」「この答えのそれじゃない感やばい」「国語の回答としては0点」というツッコミが多々集まっている。
「チコちゃんの最初の質問はあくまで『火ってなに?』でしたが、今回説明されたのは、『なぜ火が燃えるのか』ということ。そもそも最初の質問に答えるならば、『火』とはプラズマのことで、『ドミノ倒し的酸化反応』は火の中で起こっていることの説明。火の光や熱の正体については一切解説していないため、問いと答えが合っていないという不満が噴出してしまったようです」(芸能ライター)
ズレた回答も多い『チコちゃん』。子どもの視聴者も多い番組なだけに、残念がる声も多々寄せられていた。