女優の山口まゆ(21)がテレビ東京系連続ドラマ「シジュウカラ」(金曜、深夜0・12)で、主演を努める所属事務所の先輩・山口紗弥加(42)に負けじと熱演を見せている。
幼少期に父親から性的虐待を受け、トラウマ(心的外傷)を抱える少女役を繊細に表現。「こういう経験をされた方がいることを思うと生半可な気持ちでは演じられない。彼女の人生を否定しないように丁寧に演じました」と明かし、「紗弥加さんが作り出す現場の緊張感にうまく乗ることができました」と手応えもにじませた。
劇団四季に魅了され、10歳で芸能界に身を投じた。女優人生を支えてきたのは徹底した役作りだ。撮影前には台本を読み込んだ上で、役としての日記を執筆することで役をひょう依させる。
「日記を書くことで役が自然と降りてきて。降りてこない時が不安で仕方ないので、自分の安心材料になる」
俳優・木村拓哉(49)と7年ぶりに共演したテレビ朝日系ドラマ「未来への10カウント」(4月14日スタート)への出演など、今後も話題作が控える。山口は「女優としてはまだまだ未熟」と自己分析し「とにかく現場を経験して、女優としての自分を徐々に構築していきたい」と成長を誓った。
◆山口まゆ(やまぐち・まゆ)2000年11月20日生まれ、東京都出身。10歳から子役として活動。14年、雑誌「De☆View」のオーディション企画「Push!」に合格、現事務所に所属。「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」でドラマ初出演。15年、「くちびるに歌を」で映画初出演。主な出演作はドラマ「コウノドリ」、映画「相棒-劇場版4-」、「樹海村」など。身長157センチ。血液型A。趣味は映画鑑賞、読書。