元AKB48で女優の北原里英(30)が15日、東京・岩波ホールで、日中合作映画「安魂」の初日舞台あいさつを日向寺太郎監督(56)らと行った。社会的名誉と地位を手に入れた著名作家が息子との死別から“心の再生”をしていく姿を描く。
北原は、日本人として唯一の出演で、日本人留学生を熱演。中国語で「皆さんに会えてうれしい」とあいさつし「想像よりセリフも多くて大変でしたけど、やりがいのある役でした」と充実の笑み。共演者から演技や中国語習得への努力を称賛されると「うれしいです」と目を輝かせた。
会場の岩波ホールは7月29日で閉館する。日向寺監督は「お世話になった岩波ホールが閉館するというニュースが数日前に飛び込んできて、その悲しみもある。複雑な気持ちで初日を迎えました」としんみり。「岩波ホールに足を運んでいただき、54年の歴史を映画とともに味わっていただければうれしく思います」と話した。