水谷豊主演ドラマ「相棒20」(テレビ朝日系)の第3話が10月27日に放送され、平均視聴率は12.6%と、第1話の15.2%、第2話の14.5%から大幅に数字を下げてしまった。
第1話から第3話までは連続したストーリーとなっていた。権力を笠に暗躍する官房長官・鶴田翁助(相島一之)を杉下右京(水谷)と冠城亘(反町隆史)が追い詰める。前シーズンでIT長者の加西周明(石丸幹二)が用意していた仮想現実の世界に、鶴田の弱点があると踏んだ杉下は、冠城と青木年男(浅利陽介)を伴い入り込む。そこで真実が明かされるも、鶴田によってその仮想現実は破壊されてしまう。
視聴者の感想としては「皆さん、面白い? 私は全く面白くない」「めちゃくちゃ、つまらないよね」「もうやめれば? マジでつまんない」など、辛辣な意見がネット上に並んだ。
終盤、官房長官室の金庫に、1万円の札束が補充されるのを静観していた鶴田が、いきなり出頭を決意したのだが、このシーンにも「結局鶴田がどうして出頭したかわからん」「鶴田はなんでお金の補充見て出頭しようって思ったの?」など理解不能だったようだ。
さらに「普通の相棒が見たい。シャーロックばりに面白い右京さんが見たい」「相棒の歴史を汚さないでほしい」といった声もあった。
「これまで権力者が事件に絡んだ場合、下っ端の実行犯だけが捕まって、スッキリしないまま終わるのにモヤっとしていました。今回は鶴田が出頭しましたが、それで実刑になったかどうかは描かれていない。そんなところに視聴者は“No”を突き付けたんだと思います」(芸能ライター)
第4話は「特命係第3の男」陣川公平(原田龍二)が登場。人気キャラクターの登場で、視聴率回復となるか注目だ。