6月9日に最終回を迎えた「恋はDeepに」(日本テレビ系)。石原さとみ演じる海音が「人魚」であるかのような匂わせは何度もあったが、最終回になってもそれは明かされることがなった。しかも海音が「帰ります」と海を見つめて言ったかと思うと、次の瞬間にはその姿が消え、海音の立っていた場所にはヤドカリが歩いていたため、一部の視聴者からは「石原さとみは人魚じゃなくてヤドカリだったの?」と誤解する声まであがったほど。
さらに6月16日には、別れから3年後の再会までを描く「恋はもっとDeepに-運命の再会スペシャル-」が放送されることが予告され、ネット上では「打ち切りなら打ち切りらしくスッと終わってほしい」「言い訳するみたいなスペシャル放送はやめて」「最終回のラストに『倫太郎さん』って石原の声が聞こえたけど、あれが3年後に再会したって意味だったの?」「スペシャルを放送するならこれまでの9話をきちんと整理して説明して」など、批判の声が相次いでいるのが現状だ。
しかし最終回で唯一「待ってました!」と喜ばれたのが、「蓮田トラスト」の次男坊・蓮田倫太郎(綾野剛)が、会社を辞めて海の家の店主となって披露した「チンピラ風ファッション」にほかならない。
「開襟シャツの裾をヒラヒラと海風になびかせサングラスをして海の家から出てきた倫太郎こそ、多くの視聴者が見たかった綾野剛だったのでしょう。ネット上では『これぞ綾野剛!』『チンピラ風ファッションがこれだけ似合うのは綾野だけ』『スーツ姿よりこっちが綾野剛にとっての盛装』と歓喜の声があふれ出ました」(女性誌記者)
制作側は「スーツの似合うツンデレ御曹司な綾野剛」を見せたかったのだろうが、視聴者が見たかったのは「チンピラ風コーデが似合う綾野剛」だったようだ。残念。