女優・永野芽郁が主演する映画『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)で女優・石原さとみが初の母親役に挑戦する。同作は累計発行部数77万部を突破した小説家・瀬尾まいこ氏の同名小説が原作。“血のつながらない親子”を描いた感動の物語だ。自由奔放に生きる魔性の女性に扮する石原が再婚し、永野演じる娘の義母となる。同映画の公式サイトで石原は、「初めての母親役でしたが、私の周りにもお友達の子供も多いですし、気負わずに演じることができた」とコメントしている。
石原は2002年の『ホリプロタレントスカウトキャラバン』でのグランプリ受賞を経て、本格的に女優活動を開始。03年の下半期のNHK連続テレビ小説『てるてる家族』でヒロインに抜擢され、同年公開の映画『わたしのグランパ』では報知映画賞新人賞をはじめとする数々の賞を受賞。役者として頭角を現した。
同ドラマは石原の出世作となり、共演した女優・上野樹里も同様、主演クラス女優への踏み台となった。だが、一部では2人の共演は同ドラマが“最初で最後”だと報じられ、“共演NG”だとされる。
両者は同学年だが、上野は2002年放送の同局ドラマ『生存 愛する娘のために』で女優デビューしていたことから、芸能界では石原の先輩に当たる。しかし、オーディションで主演を勝ち取ったのは石原で、上野は石原の姉に配役された。一部報道では「こういう関係性だと、うまく付き合うのが難しい」と同局元スタッフの証言を掲載している。
「2000人以上参加したオーディションの最終選考に両者が残り、主演となる4姉妹の4女役には石原が抜擢。ところが、上野の才能を惜しんだ同局が急きょ、3女役での起用を決めたといいます。石原は『ホリプロタレントスカウトキャラバン』以前から芸能活動を始めており、映画への出演経験もあり新人らしからぬ安定した演技を見せて周囲を驚かせたよう。