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脳からSOSを消す!?『チコちゃんに叱られる!』ランニング中に音楽聴く理由に反響

脳からSOSを消す!?『チコちゃんに叱られる!』ランニング中に音楽聴く理由に反響

 3月26日放送の『チコちゃんに叱られる!』(NHK総合)で、「なぜ走ってるときにやたらと音楽を聴いている?」という疑問が取り上げられ、反響を集めている。

 この疑問はゲストとして登場したタレントの、めるること生見愛瑠(19)が答えることになったものの正解は導き出せず。代わりにナインティナイン岡村隆史(50)が正解し、チコちゃんの「つまんねーヤツだな」を引き出したが、チコちゃんによると正解は「音楽が脳からのSOSをかき消してくれるから」とのこと。

 神戸学院大学心理学部の河瀬諭准教授によると、運動をしたときに感じる疲労感やつらさを、音楽がかき消してくれる作用があるとのこと。音楽を聴くことによって出るドーパミンなどの快楽物質は運動による疲労感を感じにくくさせるといい、一時的に疲労を軽減するという。

 また、人間にはリズムに合わせて身体を動かす習性があり、1分間120拍前後の曲に合わせてウォーキングするのがもっとも心地いいテンポとのこと。番組では120拍前後の曲の代表例として、AKB48の『恋するフォーチュンクッキー』、ボン・ジョヴィの『It's My Life』を紹介。さらに音の種類やリズム、テンポによって身体を動かしたくなる感覚も変わるという研究結果も明かされた。

 また、河瀬准教授選曲のシチュエーション別のベストミュージックも紹介され、運動前はヴェルディの『レクイエム 怒りの日』。また、ドライブ中に聴くと安全運転ができそうな曲は、ザ・ビートルズの『イエスタデイ』だという。さらに、朝寝坊して駅まで早く行きたい時には、いきものがかりの『じょいふる』が良いと明かされた。

 この選曲に視聴者からは「眠くなりそうだけどビートルズいいかも」「確かに激しい音楽聴いてる時は運転も荒っぽくなる」「状況で音楽変えてみるって結構いいアイディア」という声が集まっていた。

「特に視聴者からの注目を集めたのは、安全運転ができそうな曲。その理由は『ゆったりとした穏やかな曲は運転が荒っぽくなりにくい』とのことでしたが、昨今はあおり運転や危険運転が問題視されている時代。穏やかな曲を聴き、自らを律しようとする声もありました」(芸能ライター)

 普段は好きなアーティストばかり聴きがちだが、シーンによる聴き分けに多くの視聴者が感心していたようだ。