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吉村知事が危機感 12日の大阪陽性者「1700人前後で9月上旬並み」「増え方ほぼ垂直」

吉村洋文大阪府知事

吉村洋文大阪府知事

 大阪府の吉村洋文知事が12日、大阪府庁で定例会見を行った。冒頭で府のこの日の新型コロナウイルス新規陽性者数が1700人前後となる見込みと明かした。

 吉村知事は「大阪の新型コロナウイルスの感染状況だが、本日、1700名前後の陽性者の確認がされる見込み。詳細な数字は夕方の5時に発表する。1700名前後となれば、(昨年)9月の上旬、下り坂でしたけど、それ以来の数字になる」とし、「オミクロン株の感染拡大力が非常に強いというのを物語っている。また、今後の予測は誰もできないが、感染は拡大する可能性が高いと思っている。一方で病床使用率、重症者数はまだまだ少ない数字。その中でオミクロン株の陽性者は急拡大すれば、中等症や重症者は増えてくる」とした。

 そして「重症病床は600床以上、用意しているが、これが埋まる前に別の意味で医療の危機が生じるのではないかと危ぐしている。沖縄で事象が起きていると聞いているが、陽性者が増えると、濃厚接触者も増えてくる。陽性者は10日、濃厚接触者は14日隔離となると、仕事はできない。そういう方が医療関係者、エッセンシャルワーカーで増えてくると、医療機関を含め、社会のインフラに大きな支障が出る」と改めて危機感を示した。

 さらに、新規陽性者数が前週比8・25倍とし「これまでの感染事例で見たことがない伸び。デルタ株のときは多いときで2倍ぐらい。(グラフでは)増え方がほぼ垂直に上がっている」とした。

 

参照元https://www.daily.co.jp/